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立地企業の声



ソーラーフロンティア株式会社

更新日:平成27年2月

常務執行役員 生産本部長兼国富工場長

吉田博

私たちの会社は太陽電池の製造・販売を行っている会社です。太陽電池と言ってもいくつか種類があり、太陽電池と言うとシリコン系の結晶型の太陽電池が主流ですけれども、私たちは、CISという銅、インジウム、セレンを使った化合物系の太陽電池を扱っております。以前は、シリコン系太陽電池と比べCIS太陽電池は太陽のエネルギーを電気に変える変換効率が劣っていましたが、今では、研究開発により製造する同太陽電池の性能は格段に向上しており、ほぼシリコン系太陽電池並みの変換効率になりつつあります。
販売体制の話をしますと、欧州、米国に子会社を設置し、サウジアラビアにも営業所を構えました。これにより、わが社の世界戦略に沿った形で今展開を始めています。
宮崎県について言えば、2011年に、宮崎プラント、宮崎第二プラントに続き、県内3番目となる国富工場が操業しました。
2009月の12月、プラズマテレビ用のパネルを製造していた日立プラズマディスプレイ(株)様から空き工場を譲り受け、その後工事を開始し建屋内の改築を進めてきました。2010年の7月から機械の搬入を開始、2011年1月試運転を始めました。2月に商業生産を開始し4月に竣工式、そして7月に全ての製造ラインを稼働させました。

ソーラーフロンティア株式会社

http://www.solar-frontier.com/jp/

宮崎工場宮崎プラント
宮崎県宮崎市田野町甲8136-7
TEL 0985-86-2007

宮崎工場宮崎第2プラント
宮崎県宮崎郡清武町大字加納丙789-20
TEL 0985-55-6060

国富工場
宮崎県東諸県郡国富町田尻1815番地

宮崎県(国富町)に進出した理由

既に宮崎市に宮崎プラント(田野町)、宮崎第二プラント(清武町)を立地していましたが、更なる増産を図るため、第三の工場建設を検討しておりました。そのような折、日立プラズマディスプレイ様がプラズマテレビ用のパネルの製造工場を閉鎖する話があり、国富に立地することとなりました。
既存物件を再活用することで工期短縮と低コストが図れるというメリットもありましたが、もともと日立の工場で働いていた従業員の方々が、プラズマテレビ用のパネルの製造によって得た技術や知識を有しており、そのようなスキルを持った人を採用できるという大きなメリットもありました。半導体の技術や知識は太陽電池の製造にも応用できるということです。
これらのメリットにより、国富町に立地することで、大幅な時間短縮の効果があったと見込んでいます。

進出してよかったと思うこと

人がいい

何と言っても“人”です。宮崎の人は真面目で勤勉、そして誠実です。一生懸命働く人がいる環境は、周囲の人にも好影響を与え、更なる良い人材を育んでいきます。また、私たちが必要とする技術を持っている方も多数いますので、一から教育する必要がありません。すぐに現場に入って働いてもらえる即戦力となる人材が豊富だと思います。

気候

宮崎の温暖で太陽がさんさんと降り注ぐ気候が太陽電池の製造を行っている私たちの会社のイメージに合っています。

行政の方向性とのマッチング

宮崎県自身も「ソーラーフロンティア構想」を掲げており、太陽電池の積極的活用を推進しておりますので、そのような意味では、私たちと宮崎県との方向性が合っているのではないかと思います。

国富工場の運営で工夫した点

宮崎第二プラントでは、60メガワットを180人くらいで作っているのに対して、国富工場は900メガワットで宮崎第二プラントの15倍の生産量を850人くらいで製造しています。従業員数の5倍ほどの増員で生産量が15倍になっておりますので3倍近く効率化が図られたことになります。これは、太陽電池の性能(変換効率)の向上のみならず、製造過程における従業員のオペレーション能力の向上や製造機械の品質向上などの効率化を図った結果だと言えます。
企業としては、世界で戦って行くためにいかに効率化を図り、その結果として、安く良いものを作ると言うことが重要です。
この点について国富工場で働く従業員は意識が高く、十分理解して働いてくれています。

宮崎について

宮崎に2007年の9月に赴任しました。
宮崎に赴任するまでは燃料油や潤滑油など石油関連の研究や水素を使用する燃料電池の開発に携わっておりましたが、太陽電池の分野は初めてでしたし、モノづくりの現場に携わるのも初めての経験でした。宮崎に来てちょうど4年になりますが、モノづくりには従業員一丸となって、問題解決に取り組んでいくという面白さがあります。
工場運営は常に進化しています。日々改善の毎日です。国富工場だけでも従業員からの提案書が、2011年だけで200通届いています。私たちは立ち止まることなくいろんな工夫を従業員と共にしてきています。私たちは常にチャレンジしています。

宮崎での特別なエピソード

宮崎に赴任した年の年末に、宮崎プラントのガラスを生成する窯に不具合が生じて、年末と年始を工場内で過ごした経験は今でも印象に残っています。
失敗も多く経験しましたが、その失敗の経験が成功に繋がっており、今があると思います。失敗して学ぶ、その結果どんどんレベルアップしていくのだと思います。

今後の展開と可能性

宮崎の3工場で生産した電池を国内市場で販売

2011年8月、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法(通称「新エネ法」)が国会で成立し、2012年7月から再生可能エネルギー源(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)を用いて発電された電気を、一定の期間・価格で電気事業者が買い取ることが義務付けられます。
この流れは我々のような太陽電池を製造する者にとって相当の追い風になります。この買い取り制度が浸透していくと太陽電池ブームの到来が予想され、日本での太陽光発電による総発電量は2.5ギガワットになると言われています。仮に国内市場のシェアの30%を取るとすれば750メガワットで、そうするとこの工場で作ったほとんどの太陽電池は、国内市場に回すことになるのです。日本の市場が大きくなれば、ここの工場は日本国内市場向けに特化することもできます。そうなれば、この宮崎の工場での生産の重要性が更に増すことになるでしょう。

進出を検討している企業へのメッセージ

豊かな太陽と緑の恩恵、そして素晴らしい住環境、誠意を持ってモノづくりをしようという気概が宮崎にはあります。進出を検討されている企業には、まずは実際に宮崎に来てもらって、それから判断していただければと思います。

実際に我々も進出して間違いではなかったと思います。

また、宮崎県は新エネルギーの振興に対して大変力を入れており、県職員の方も非常に勉強されているので色々な相談ができます。行政と企業がタッグを組んでプロジェクトを推進していける環境が宮崎にはあります。


ソーラーフロンティア株式会社

常務執行役員 生産本部長兼国富工場長

吉田博(ヨシダ ヒロシ)さん

1948年埼玉県生まれ。1971年に昭和シェル石油株式会社入社。入社後30年以上にわたり石油製品の開発、燃料電池自動車用水素ステーションの建設等に従事。1982年から2年間、1991年から3年間、英国勤務を経験。2007年より太陽電池の事業化に携わり、宮崎第1工場、宮崎第2工場、宮崎第3工場(国富工場)の立ち上げに従事、2010年7月から現職に就任。現在、3つの製造工場(宮崎第1工場、第2工場、第3工場)の生産管理を統括。


常務執行役員
生産本部長兼国富工場長
吉田博さん

※代表者・インタビュー内容は更新日のものです。

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ソーラーフロンティア株式会社

平成27年2月

私たちの会社は太陽電池の製造・販売を行っている会社です。太陽電池と言ってもいくつか種類があり、太陽電池と言うとシリコン系の結晶型の太陽電池が主流ですけれども、私たちは、CISという銅、インジウム、セレンを使った化合物系の太陽電池を扱っております。以前は、シリコン系太陽電池と比べCIS太陽電池は太陽のエネルギーを電気に変える変換効率が劣っていましたが、今では、研究開発により製造する同太陽電池の性能は格段に向上しており、ほぼシリコン系太陽電池並みの変換効率になりつつあります。
販売体制の話をしますと、欧州、米国に子会社を設置し、サウジアラビアにも営業所を構えました。これにより、わが社の世界戦略に沿った形で今展開を始めています。
宮崎県について言えば、2011年に、宮崎プラント、宮崎第二プラントに続き、県内3番目となる国富工場が操業しました。
2009月の12月、プラズマテレビ用のパネルを製造していた日立プラズマディスプレイ(株)様から空き工場を譲り受け、その後工事を開始し建屋内の改築を進めてきました。2010年の7月から機械の搬入を開始、2011年1月試運転を始めました。2月に商業生産を開始し4月に竣工式、そして7月に全ての製造ラインを稼働させました。

ソーラーフロンティア株式会社

http://www.solar-frontier.com/jp/

宮崎工場宮崎プラント
宮崎県宮崎市田野町甲8136-7
TEL 0985-86-2007

宮崎工場宮崎第2プラント
宮崎県宮崎郡清武町大字加納丙789-20
TEL 0985-55-6060

国富工場
宮崎県東諸県郡国富町田尻1815番地

宮崎県(国富町)に進出した理由

既に宮崎市に宮崎プラント(田野町)、宮崎第二プラント(清武町)を立地していましたが、更なる増産を図るため、第三の工場建設を検討しておりました。そのような折、日立プラズマディスプレイ様がプラズマテレビ用のパネルの製造工場を閉鎖する話があり、国富に立地することとなりました。
既存物件を再活用することで工期短縮と低コストが図れるというメリットもありましたが、もともと日立の工場で働いていた従業員の方々が、プラズマテレビ用のパネルの製造によって得た技術や知識を有しており、そのようなスキルを持った人を採用できるという大きなメリットもありました。半導体の技術や知識は太陽電池の製造にも応用できるということです。
これらのメリットにより、国富町に立地することで、大幅な時間短縮の効果があったと見込んでいます。

進出してよかったと思うこと

人がいい

何と言っても“人”です。宮崎の人は真面目で勤勉、そして誠実です。一生懸命働く人がいる環境は、周囲の人にも好影響を与え、更なる良い人材を育んでいきます。また、私たちが必要とする技術を持っている方も多数いますので、一から教育する必要がありません。すぐに現場に入って働いてもらえる即戦力となる人材が豊富だと思います。

気候

宮崎の温暖で太陽がさんさんと降り注ぐ気候が太陽電池の製造を行っている私たちの会社のイメージに合っています。

行政の方向性とのマッチング

宮崎県自身も「ソーラーフロンティア構想」を掲げており、太陽電池の積極的活用を推進しておりますので、そのような意味では、私たちと宮崎県との方向性が合っているのではないかと思います。

国富工場の運営で工夫した点

宮崎第二プラントでは、60メガワットを180人くらいで作っているのに対して、国富工場は900メガワットで宮崎第二プラントの15倍の生産量を850人くらいで製造しています。従業員数の5倍ほどの増員で生産量が15倍になっておりますので3倍近く効率化が図られたことになります。これは、太陽電池の性能(変換効率)の向上のみならず、製造過程における従業員のオペレーション能力の向上や製造機械の品質向上などの効率化を図った結果だと言えます。
企業としては、世界で戦って行くためにいかに効率化を図り、その結果として、安く良いものを作ると言うことが重要です。
この点について国富工場で働く従業員は意識が高く、十分理解して働いてくれています。

宮崎について

宮崎に2007年の9月に赴任しました。
宮崎に赴任するまでは燃料油や潤滑油など石油関連の研究や水素を使用する燃料電池の開発に携わっておりましたが、太陽電池の分野は初めてでしたし、モノづくりの現場に携わるのも初めての経験でした。宮崎に来てちょうど4年になりますが、モノづくりには従業員一丸となって、問題解決に取り組んでいくという面白さがあります。
工場運営は常に進化しています。日々改善の毎日です。国富工場だけでも従業員からの提案書が、2011年だけで200通届いています。私たちは立ち止まることなくいろんな工夫を従業員と共にしてきています。私たちは常にチャレンジしています。

宮崎での特別なエピソード

宮崎に赴任した年の年末に、宮崎プラントのガラスを生成する窯に不具合が生じて、年末と年始を工場内で過ごした経験は今でも印象に残っています。
失敗も多く経験しましたが、その失敗の経験が成功に繋がっており、今があると思います。失敗して学ぶ、その結果どんどんレベルアップしていくのだと思います。

今後の展開と可能性

宮崎の3工場で生産した電池を国内市場で販売

2011年8月、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法(通称「新エネ法」)が国会で成立し、2012年7月から再生可能エネルギー源(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)を用いて発電された電気を、一定の期間・価格で電気事業者が買い取ることが義務付けられます。
この流れは我々のような太陽電池を製造する者にとって相当の追い風になります。この買い取り制度が浸透していくと太陽電池ブームの到来が予想され、日本での太陽光発電による総発電量は2.5ギガワットになると言われています。仮に国内市場のシェアの30%を取るとすれば750メガワットで、そうするとこの工場で作ったほとんどの太陽電池は、国内市場に回すことになるのです。日本の市場が大きくなれば、ここの工場は日本国内市場向けに特化することもできます。そうなれば、この宮崎の工場での生産の重要性が更に増すことになるでしょう。

進出を検討している企業へのメッセージ

豊かな太陽と緑の恩恵、そして素晴らしい住環境、誠意を持ってモノづくりをしようという気概が宮崎にはあります。進出を検討されている企業には、まずは実際に宮崎に来てもらって、それから判断していただければと思います。

実際に我々も進出して間違いではなかったと思います。

また、宮崎県は新エネルギーの振興に対して大変力を入れており、県職員の方も非常に勉強されているので色々な相談ができます。行政と企業がタッグを組んでプロジェクトを推進していける環境が宮崎にはあります。

※代表者・インタビュー内容は更新日のものです。