千住技研株式会社
代表取締役社長 佐藤勇 当社は、半導体向けのはんだ製品であるマイクロボール、マイクロパウダーを製造しています。親会社である千住金属工業株式会社が、宮崎県工業技術センターが開発したSPG(シラス多孔質ガラス)技術をはんだ製品に活かせないかと着目したのが始まりで、平成18年12月に宮崎テクノリサーチパーク内に設立しました。工業技術センターとの共同研究により、マイクロボール、マイクロパウダーの微細化に成功し、量産化にも目途が立ちました。電子機器の軽薄短小化が進む中、次世代のはんだ製品として、世界シェアを獲得することを期待しています。 千住技研株式会社 宮崎県へ進出を決めた理由研究開発機関が近いSPGは、ナノからマイクロサイズまで均一の微粒子を製造できる膜乳化技術が特徴です。膜乳化技術を開発した工業技術センターと、同じ宮崎テクノリサーチパーク内で共同研究、製品開発を進めることができることが大きな魅力です。工業技術センターと当社の産官連携ですね。 開発段階において様々な課題が出てきますが、その都度、工業技術センターとやりとりをして問題解決にあたっています。月一回の定例会議も行っていて、まさに、二人三脚で研究を行っています。 優秀な人材の確保毎年安定して優秀な人材を確保できる点が魅力です。進出当時から順調に規模を拡大してきており、将来は150人体制を計画していますが、人材確保の面で全く心配していません。 進出してよかったと思うこと支援体制は一番良い宮崎県の支援体制は、一番良いと思います。当社は全国各地に拠点があり、私も多くの工場立ち上げに関わってきましたが、私が経験している中で一番良いと思います。これだけの支援体制であれば、もっと企業も来ればよいのにと思います。宮崎の支援体制は抜群です。 勤勉で誠実な人柄宮崎の人は勤勉で誠実です。気候が温暖なせいか、のんびりしたところがあるかもしれませんが、教えたことはきっちりとこなし、非常に真面目で責任感を持って仕事に取り組んでくれるので大変助かっています。 気候が温暖で事業が計画どおりに進む雪が深い所では、冬は3~4ヶ月もの間雪の中です。宮崎は雪掻きの費用もかからないし、暖房費もかからない。雪景色もそれはそれで良いのだけれども、24時間のうち朝起きたらまず雪かきをして、眠っている間にまた積もってということを繰り返していては時間的にも大変ですよね。今回工場を増設しましたけど、雪が降る地方ではなかなか工期が思うようには進まないと思います。雪が降る地域では、慣れればそれなりの対応をするのだろうけれど、宮崎ではまず雪の心配がないので、何事も計画どおりに進む。これは非常に大きなメリットなのです。そういった意味では、大企業とか、どうしてもっと宮崎に来ないのかなと不思議に思いますよ。 食べ物が美味しい宮崎はとにかく食べ物が安くて旨い。野菜も果物も、魚も宮崎牛も全部美味しい。宮崎の食材は本当に素晴らしいです。 進出を検討している企業へのメッセージ当社は、宮崎で製造した製品を、海外へ直送する供給体制を取っています。今や日本国内だけでなく、韓国や中国、東南アジアに向けて製品を供給することは当然です。宮崎は東アジアに近い位置にあります。海外を見据えた「ものづくり」をするのであれば、宮崎に進出されればきっとうまくいくのではないでしょうか。 先程も申し上げましたが、宮崎県の支援体制は、私が経験した中で一番です。もっと企業がたくさん来ればよいと思います。 そういった意味では、当社は宮崎県の人達と縁があったのだと思いますよ。ですから、何とか宮崎に足跡を残そうと想い、日々頑張っているのです。まあ、一つの良いモデルになれれば、そう思っています。 |
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※代表者・インタビュー内容は更新日のものです。
代表取締役社長
佐藤勇平成27年2月
当社は、半導体向けのはんだ製品であるマイクロボール、マイクロパウダーを製造しています。親会社である千住金属工業株式会社が、宮崎県工業技術センターが開発したSPG(シラス多孔質ガラス)技術をはんだ製品に活かせないかと着目したのが始まりで、平成18年12月に宮崎テクノリサーチパーク内に設立しました。工業技術センターとの共同研究により、マイクロボール、マイクロパウダーの微細化に成功し、量産化にも目途が立ちました。電子機器の軽薄短小化が進む中、次世代のはんだ製品として、世界シェアを獲得することを期待しています。
宮崎県宮崎市佐土原町東上那珂字17880番25
TEL 0985-30-5520 FAX 0985-30-5516
千住金属工業株式会社
http://www.senju-m.co.jp/
SPGは、ナノからマイクロサイズまで均一の微粒子を製造できる膜乳化技術が特徴です。膜乳化技術を開発した工業技術センターと、同じ宮崎テクノリサーチパーク内で共同研究、製品開発を進めることができることが大きな魅力です。工業技術センターと当社の産官連携ですね。
開発段階において様々な課題が出てきますが、その都度、工業技術センターとやりとりをして問題解決にあたっています。月一回の定例会議も行っていて、まさに、二人三脚で研究を行っています。
毎年安定して優秀な人材を確保できる点が魅力です。進出当時から順調に規模を拡大してきており、将来は150人体制を計画していますが、人材確保の面で全く心配していません。
宮崎県の支援体制は、一番良いと思います。当社は全国各地に拠点があり、私も多くの工場立ち上げに関わってきましたが、私が経験している中で一番良いと思います。これだけの支援体制であれば、もっと企業も来ればよいのにと思います。宮崎の支援体制は抜群です。
宮崎の人は勤勉で誠実です。気候が温暖なせいか、のんびりしたところがあるかもしれませんが、教えたことはきっちりとこなし、非常に真面目で責任感を持って仕事に取り組んでくれるので大変助かっています。
雪が深い所では、冬は3~4ヶ月もの間雪の中です。宮崎は雪掻きの費用もかからないし、暖房費もかからない。雪景色もそれはそれで良いのだけれども、24時間のうち朝起きたらまず雪かきをして、眠っている間にまた積もってということを繰り返していては時間的にも大変ですよね。今回工場を増設しましたけど、雪が降る地方ではなかなか工期が思うようには進まないと思います。雪が降る地域では、慣れればそれなりの対応をするのだろうけれど、宮崎ではまず雪の心配がないので、何事も計画どおりに進む。これは非常に大きなメリットなのです。そういった意味では、大企業とか、どうしてもっと宮崎に来ないのかなと不思議に思いますよ。
宮崎はとにかく食べ物が安くて旨い。野菜も果物も、魚も宮崎牛も全部美味しい。宮崎の食材は本当に素晴らしいです。
当社は、宮崎で製造した製品を、海外へ直送する供給体制を取っています。今や日本国内だけでなく、韓国や中国、東南アジアに向けて製品を供給することは当然です。宮崎は東アジアに近い位置にあります。海外を見据えた「ものづくり」をするのであれば、宮崎に進出されればきっとうまくいくのではないでしょうか。
先程も申し上げましたが、宮崎県の支援体制は、私が経験した中で一番です。もっと企業がたくさん来ればよいと思います。
そういった意味では、当社は宮崎県の人達と縁があったのだと思いますよ。ですから、何とか宮崎に足跡を残そうと想い、日々頑張っているのです。まあ、一つの良いモデルになれれば、そう思っています。
※代表者・インタビュー内容は更新日のものです。