宮崎県へ進出を決めた理由
先輩方の話によると、1984年に進出した当時に宮崎県のほか東北方面に3つの候補地があったと聞いております。中でもこの清武町(現宮崎市)が非常に熱心に誘致をされたそうです。私自身も長く宮崎事業所に勤務しておりますが、行政の支援には色々な面で非常に助かっておりますし、現在もよく連携が取れていると思います。
隣の田野町(現宮崎市)で雨がよく降ることから、清武町は水がとても豊富です。また、地下水の水質がとても良いところです。やはり若干の鉄分は入っていますが、全く問題の無いレベルだと考えています。 環境が良い分水も良い。逆を言えば田舎だと言えますが、工場を立地するに当たっては、やはり環境が一番重要な要素だと思ってます。 この素晴らしい環境が、働いている方の精神的・肉体的な健康面において好影響を与えていると思います。
宮崎の若者は、高い労働意欲と協調性を持っています。また、真面目で素直な県民性がとても良いと思っています。これらのことは、企業の一員として一番大事なことではないでしょうか。この素晴らしい県民性は宮崎特有のものだと感じています。
進出してよかったと思うこと
清武町(現宮崎市)はアクセスが良いですね。空港まで15分程で行けるという好立地にあります。高速のインターも近く、福岡や鹿児島、熊本へ高速で繋がっているので大変便利な場所にあり、各方面への陸送が可能です。 アジアと近接しており、今後さらに航路が充実してくれば、拡大するアジアのマーケットを睨んで、地の利を活かしたビジネスチャンスが期待できるのではないでしょうか。
宮崎は日照時間が長く、温暖な気候に恵まれていますが、この気候がやはり宮崎の優秀な人材を育む礎になっていると思います。人の良さ、環境の良さは仕事にも必ず良い影響が出ると思っています。たくさん頑張って疲れたとしても、温暖な気候や環境の良さで、特に何もしなくても自然とストレス解消やリフレッシュができてしまうような気がします。この事は温和で親切な県民性にも表れていると思います。
宮崎には世界有数のゴルフコースを誇るリゾートがありますが、海外のお客様もよく利用されているようですね。温暖な気候とオーシャンビューなどの自然環境がロサンゼルスの雰囲気にとてもによく似ていると言われています。 お客様の中に宮崎のファンがすごく多いと思います。宮崎に立地した立場としては、「宮崎は良いところでしょ!」という少し自慢げな気持ちになりますね。
宮崎で有名な食べ物はいくつかイメージできると思うんですが、やはり「宮崎牛」が一番でしょうね。宮崎牛は品評会で日本一に輝きましたし、大変美味しいと思います。他にも、地鶏や刺身など、宮崎の美味しいものを上げたらキリがないですね。
進出を検討している企業へのメッセージ
モノ作りをする上で、これから宮崎は大変有利な地域だと思います。宮崎では、土地・物価が安いことから、労務費などあらゆるコストの低減に繋がりますし、さらにはアジアにも近いことから輸送コストを抑える事も期待できます。 優秀な人材がたくさんいるので、人材育成などを通じて企業の成長戦略を描くこともできますし、環境の良さも手伝ってストレスフリーな職場を低コストで実現する事もできます。現在、宮崎への立地をご検討されている企業様には、是非とも宮崎のこの環境を実際に見て頂きたいものです。