株式会社ソディック エフ・ティ
http://sodick-ft.co.jp/宮崎県へ進出を決めた理由
以前より尾脇工業団地(宮崎市田野町)には、EWS事業部と金型成形事業部の一部(マイクロナノ加工部)がありましたが、金型成形事業部高原工場からの事業の一部とダイス事業部の横浜からの移管により現在工場の増設を行っております。実を言いますと10年前から、増設のため、この団地の土地を取得していました。この間、工場立地にあたり海外か国内のどちらかに工場を立地するか検討してきましたが、最終的には利便性などを考慮した結果、この土地に工場を増設しようと決めました。 この団地は、空港から車で15分ほどでアクセスでき、出張で来られる際の移動にも便利ですし、また、高速道路のインターチェンジから車で5分のところにありますので製品の輸送に関しても非常に便利なところにあります。九州は、日本の中でアジアに一番近い場所にありますので、そういう意味で、アジアを市場とする企業にとってみれば、良い環境だと思います。
私たちの工場から宮崎大学が非常に近い場所に立地していることから、工場運営の効率化のためのソフト開発などを宮崎大学と共同で行っています。工学系の優秀な学生を確保し易い状況です。このように大学などの高等教育機関が近くにあることは、この団地に工場を立地して良かったと思っています。 人材に関しては真面目で誠実な方が多いと思います。モノづくりは、品質が一番ですから、宮崎では品質向上がすごく望めるんじゃないかと考えています。
東日本大震災・円高の影響について
東北の部品メーカーさんが震災の影響で部品調達ができなく、製造ラインが止まっていた時期がありました。現在は一転して、止めていた製造ラインがフル活動中であり増産体制に入っており、設備も足りない、場所も無いという現状です
現在、いまだかつて経験したことのない円高で、製造業の企業は大変な状況です。私たちの企業も海外の工場に生産を一部シフトしています。今後の流れとしては、製造の一部を海外で行い、最終工程と販売分野を日本で行うという国内、海外での役割分担を考えて運営していくことになるでしょう。
今後の展開と可能性
工場が手狭なので、今後も工場の増設を行っていきたいと考えています。私たちのような製造業は、常に攻めの姿勢で前向きに進めていかなければ、先細りになっていくのが目に見えています。将来の生産とか事業の動きを見据え、戦略的に工場の規模を拡大していく計画です。
宮崎について
豊かな気候で人材も豊かだと思います。食べ物もおいしく、山の物も海の物もおいしいです。また、物価が安いのですごく生活しやすいと思います。一昔前までは都会でないと買えなかった物も、今では、インターネットがありますので、宮崎では買えなくて困ると言う事もないです。
進出を検討している企業へのメッセージ
繰り返しになりますが、宮崎は、気候や人材が豊かで、製造業の企業にとって製品の品質向上が望める土地だと思います。