宮崎大学工学部 | 都城工業高等専門学校 | 佐土原高校 |
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環境応用化学科、社会環境システム工学科、環境ロボティクス学科、電気システム工学科、情報システム工学科、機械設計システム工学科、電子物理工学科 | 機械工学科、電気情報工学科、物質工学科、建築学科 | 電子機械科、通信工学科、情報技術科、産業デザイン科 |
宮崎大学工学部では、7学科の連携協力による教育・研究分野の高度化、学際化、総合化を推し進め、21世紀の地球環境と共生できる科学技術の創造と、それを担う人間性豊かな人材の育成を目指している。 | 5年間一貫教育の工業高等専門学校で、専門科目の中では情報関係の教育はもちろん、それぞれの専門学科において、実験、実習、設計製図等を特に重視し、理論と実践を共に備えた技術者の養成を目指している。 | 情報技術教育をベースにした専門の工業高校で、コンピュータを使った先端的な工作技術などの習得を目指している。また、情報処理技術者試験にも多くの合格者を出すなど、レベルの高い教育を行っている。 |
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取材日:2010年9月7日
省エネルギーや環境問題等への対応に世界的な機運が高まる中、新エネルギー社会の形成において太陽光発電は成長産業へと飛躍しています。宮崎大学では、もともと太陽電池に関する研究者が揃っていたこともあって、約2年前に太陽光発電に関する研究プロジェクトを立ち上げました。 太陽電池の開発から、評価、システム、応用まで、トータルでの研究に取り組んでおり、本学の約20名の先生方が横断的に携わっています。 宮崎大学は太陽光発電に関する研究に取り組む全国有数の大学です。 特に宮崎大学では、太陽電池に関する基礎研究を盛んに行っていますが、昨年から経済産業省の支援を受けて、太陽光発電関連産業のニーズを踏まえた高度専門人材の育成を目的に、人材育成プログラムに取り組み始めました。 太陽光発電に特化した講義は、国内で初めての試みになります。 本学の講師に加え、他大学や一般企業からも、その分野の第一線でご活躍されている方を講師に招いているのが特徴で、大学院生だけでなく、一般の企業の技術者にも講義を解放していることから、毎回50名程度の参加者があり、遠くは関東、関西エリアからも多くの受講者が来られる大変人気のあるプログラムです。 現在はテレビ会議システムを利用して講義を受けたいという全国各地からの要望もあり、宮崎大学の太陽光発電人材育成プログラムに対する評価は高まっています。 太陽光発電は、自動車車産業のように、裾野の広い産業へと発展することが期待されています。太陽電池メーカーの工場の周辺に、地元の下請け企業などの関連産業群が形成され、地域経済の浮揚に繋がればと考えています。 そのような時代の到来を予測し、宮崎大学では様々な分野、レベルにおける講義、人材育成に取り組んでいきたいと考えています。 宮崎県は太陽光発電の研究や生産に非常に適したところです。 宮崎県は日照時間、年降水量共に全国3位を誇ります。実は日照時間だけでなく、降水量も大切な要素で、雨は太陽電池パネルに付着した汚れを流すために必要なのです。これだけの条件が揃ったところは、全国に宮崎以外では見当たりません。 したがって、宮崎は太陽電池メーカーが製品のフィールドテストを行うのに最適な場所です。実際に、宮崎大学では複数のメーカーの太陽電池パネルが設置されていて、企業と共同研究を行っています。 これだけの種類のパネルが揃っている施設は他に類がなく、テストに適している環境だからこそ、研究もしやすい環境にあるのです。 いずれはこれらのメーカーの研究所が宮崎に設置され、ますます宮崎が太陽光発電に関する研究のメッカになればよいと考えています。 |
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